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2026-04-09
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憧れだけで淡島に飛び込んだ若菜を待ち受けていたのは厳しい共同生活だった。「なんでこんなところ来ちゃったんだろう」挫けかけた彼女に同室の先輩、絹枝は語る。それはかつて夢を共にした友達のこと。
「あなたを追いつめたのは伊吹桂子だったのでしょうか」淡島へ行った友人、岡部絵美の訃報を聞いた悦子は、葬儀で彼女の夫に手紙を渡される。それは淡島時代の絵美の級友、小野田からの謝罪と告白の手紙だった。
若菜が訪ねてきたのをきっかけに、若かりし頃を振り返る伊吹桂子。死んでしまった岡部絵美のこと、祖母のこと……。「あんたは少しお直しが必要だね」祖母は桂子を見て、そう言った。
淡島に来られなかった者、別の道へ進む者、女優の道を進み続ける者……。若菜は絹枝の語った過去を思い出す。「あたしが淡島にいる意味。もっとちゃんと考えよう」
「ふつーの家の子 になりたかったなあ……」神さまを信じる家庭に育ったあさ美は、その居心地の悪さを誰にも言えずにいた。淡島でも家庭の事情を隠していたが、同じ境遇の洋子と再会してしまう。
淡島には未練を抱えた女学生の幽霊がいる。「生きてる人間がいちばんコワイ」堀内の恐れの傍ら、文化祭の舞台で絹枝は旧友の良子と再会する。桂子の前にも、絵美との因縁を知る同級生が姿を見せ――
「みんなでまた同じ舞台に立とう。誰一人欠けちゃダメだからね」――女優として活躍を続ける沙織は、過労で倒れ舞台を降板。新たにキャスティングされたのは病で淡島を去った同級生、実花子だった。
「陽サマみたいになりたい」――若菜の卒業から数年後。淡島歌劇のスターとなった絹枝に憧れ、淡島に入寮する沙羅。新生代の少女たちは、同じ夢を抱きながら友情を育み――
「進路が変わる可能性。いくつもの分岐点」「私たちの未来には何があるだろう」紗羅たちのはじめての文化祭が始まる。例年、講演会に呼ばれるのは淡島の卒業生。今年のゲストは若菜だった。
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